プロフィール5、引きこもり

プロフィール

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引きこもり



高校を卒業してから、何もない毎日の中で、
気持ちの中に溢れ出すのは
高校生の時に全精力をかけて感情を我慢した
たくさんの女子のことでした。

自分が許せませんでした。
取り返しの付かないことをしてしまった。
ひどいことをしてしまった。
その気にさせるだけでさせて、逃げて。
最低の人間だ。

好きな女子への気持ちを押し殺して、
最後の最後まで、自分をあざむこうとして
決めること、勇気を出すことに恐れて
逃げ続け、
それを何人にも繰り返し
逃げ切ってしまったのですから。

高校生の時に押さえ込んでいた
感受性や自意識が、溢れ出してきているのに
家から出れば、
同級生の女子に会うかもしれない恐ろしさで、
部屋の中で、自分を責め続けていました。

会ってしまったら向き合わざるを得ません。
あの時、どう思っていたのか。
今はどう思っているのか。
そんなことを聞かれる事も恐ろしかったですし
自問さえしませんでした。
自分の気持ち、自分の感情を
正直に、はっきりと言葉にしてみることからも
一生懸命、逃げ続けました。
同級生女子達が遠くない場所に存在している以上、
とにかく怖かったのです。

少し外に出れば、強く緊張してしまい、
大量の汗をかきながら、体を震わし、
人とすれ違ったり、
人が居る場所、
車を運転している人、バスの中の人、など、
人の顔を見ない様にしながらも、
どこかで会ってしまう気がして、
近くにいるかも知れないと、強く確信しているかのように、
人そのものに、強い緊張と恐怖を感じて行くようになりました。

惨めで情けなく卑怯で最低な自分だと、自分を見つめていた中で、
人に見られる、
人に見られている、
と、思うことは、
罵られながらさらし者になっているようで、
辛く厳しいものでした。

何もない、
何者でもない
卑怯で最低最悪な自分なのに
今だに、湧き上がっては押し殺しても
あふれ出る感情を不安定に抱えたまま、
毎日が過ぎていきました。

中学生くらいから、
人に見られることは少なくはありませんでした。
ちょうど、自意識が強くなる、
成長期と言うバランスの悪い時期だったので、
自意識過剰なだけだと思いますが。
中学の時の同級生女子。
高校の時の女子。
切なそうにうつむきながら真剣な眼差しで
「どうして?」と言っているような顔。
見たこともないような、ニコニコとした
子供のように明るく愛いらしい目をした笑顔。
落込んだように「もういい」と言っているような目をした、
ポツンとした溜息のような顔。
特に、落込んだような顔を見ることは辛かったです。

毎晩、部屋でお酒を飲みながら
卑怯で最低で逃げきることしかできない自分を噛み締めながら
当時の感情や気持ちを言葉にして、まとめる事からも逃げて、
未練があるから後悔する事もできず
いまだに湧き上がる感情を押し殺そうとしている辛さを紛らわしたくって、
暗い部屋の中で
同じ音楽を何度も聴いて、
同じ映画を何度も見て、
言い訳の効かない取り返しの付かないひどいことをした高校生活と、
苦しいだけの、情けない今の自分を思い
抑うつの底に向かって進んでいきました。